こんばんは!みじんこです。
我が家の屋根には特徴がありまして・・・
なんと、屋根勾配が0.5寸しかありません!
かなり緩い方のようです。そんな屋根の勾配のお話し。
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屋根の勾配の表し方
屋根の勾配は、角度ではなく「寸」で表すのが一般的だそうで。
家づくりには、尺やら寸やら普段使わない単位が出てきますよね~。
このように、Aの水平方向の長さを10寸としたとき、Bの垂直方向が何寸になるかで屋根の勾配を表します。
例えば、Aを10寸としたとき、Bが4寸であれば、屋根の勾配は4寸って感じです。
0.5寸の屋根勾配という場合には、Bの部分も0.5寸ってことですね。
0.5寸を角度で表すと、2.86度しかないです!
ちなみに・・・1尺(約30.3cm) = 10寸だそうです。
見た目
0.5寸の屋根勾配ってどんななのよ?ってことで、間取り作成ソフトを使って作ってみました。
これが0.5寸の勾配です。片流れという形状。
屋根の傾きがほんのちょっとしかないですね。勾配あるかな?ってレベル。
下からは全く屋根が見えません。
屋根の上に登っても、この勾配なら落ちたりしなそうです。1回は登ってみたいなぁ。
比較のために、同じく片流れの3寸勾配も作ってみました。
3寸くらいになると、ちゃんと勾配があるのがわかります。これでも緩い方みたいですが。
そして4.5寸の勾配で、切妻屋根という形状にしてみました。
日本の家の屋根っていうと、これくらいのイメージを思い浮かべます。
屋根勾配が緩いことによるメリット/デメリット
メリット
我が家の屋根を緩くすることで、一番期待されている効果だと思われるのが、家の高さが抑えられること。
斜線制限が厳しい地域なので、低くできるところは低くという方針ですね。
勾配が緩いことで、新築工事やメンテナンスの際に足場を組まずに登れるので、費用が抑えられるということもあるみたいです。
また、構造上のことで言うと、屋根が平らに近いほど横からの風の影響を受けにくいというのもあります。
3階建てな上に高台の土地なため、台風の時は特に影響を受けると思うので、屋根の勾配が緩いことで風による屋根自体へのダメージと、揺れも少しは抑えられるかなと。
デザインとしてだと、人によりますが見た目がかっこいいと感じるかも。
0.5寸の緩い勾配+片流れな屋根、とっても気に入ってます!
デメリット
使える屋根材が限られてしまうというのが、一番大きなデメリットな気が。
例えば、瓦の屋根にしたい!と思っても、一般的には4寸以上の勾配でしか使えないそうです。(参照: 八幡瓦製作所)
0.5寸となると、ガルバリウム鋼板の屋根材しか選択肢にありませんでした。他に使ってみたい屋根材があったんですが・・・。
あとは、雨の落ちる速度が遅くなるので、雨漏りしやすくなったり、屋根が腐食しやすくなったりするかもしれないですね。
また、雪止めも付けるんですが、そもそも勾配が緩すぎて雪なんて落ちてこないから、無駄だよね?って感じもします。
雪が積もっても勝手には落ちてこないので、もし大雪が降ったら雪かきはちゃんとしないと、屋根がつぶれてしまいます。。
それなりに大きなデメリットもありますが、見た目気に入ったので結局はこれでいいか~となりました!
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屋根なんて好きな屋根材と勾配で作れるものだとばかり思ってたんですが、そうもいかないんですね。
やっぱり狭小住宅は困難が多すぎだわー。
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みなさんの記事がとっても参考になります!
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